ここしばらく関わっていたプロジェクトのひとつがリリースされました。その名も「空気が読めるコンピュータをつくろう」プロジェクト!まあ、ネーミングは技術者が決めた訳でないので許して下さい。英語名の方が正確です。JAPANESE OPEN MIND COMMON SENSE PROJECT、以前のエントリーで紹介したMITのヘンリー・リバーマン教授のプロジェクトから派生したものです。最初は何のことか良くわかりませんで、いろいろ調べている内にこのプロジェクトは元々マービン・ミンスキーの愛弟子だった故プッシュ・シンによるプロジェクトであり、マービン・ミンスキーが「心の社会」以降言い続けているコモンセンスの重要性を重んじたプロジェクトだということがわかりました。個人的には人間のような会話や振る舞いが出来る人工知能(Good Old Fashioned A.I.)に興味はないのですがが、人間が文字で詳細に説明するとなると難しい状況や文脈を他人と共有するために「構造化」することにはすごく興味があります。今回、マービンミンスキーやダグラスレナト、その他、西垣通さんの「思想としてのパソコン」に出てくるような人たちの本を読み直して、彼らが言葉では、人間の多くを機械に置き換えれるような研究をしておきながら、そこで露になる人間的なことへの思索にとても啓発されました’。

0 コメント:

コメントを投稿

孤独な散歩者の考察 - Dolce Far Niente - © All rights reserved · Theme by Blog Milk · Blogger